2020年8月28日

ダメンズはお好きですか? ④ダメンズがわたしたちに教えてくれること
淑女のみなさま、今日も「オンナ」を嗜(たしな)んでいらっしゃいますか?セクシャル文筆家「ムラカミアヤノ」のダメンズシリーズVol.4!最終シリーズはダメンズを通して自分を見つめ直す方法を伝授してくれます♥
彼に自分のことを一番に考えて欲しいですか?
こんにちはムラカミアヤノです。
今回のシリーズではレディたちのお悩みでよく上がってくるダメンズとの向き合い方についてお伝えしています!
「彼は自分のことばかり優先する!」「わたしのことを大切に考えてくれない!」そんなお悩みをもつ方にオススメの内容です。
前回、彼に好かれたくて世話を焼きすぎて彼の才能を潰してしまうというお話をしました。
今回は彼が自分のことを一番に考えてくれないと悩むレディのためのお話です!
▽これまでのコラムはこちらです▽
ダメンズはお好きですか?① わたしたちがダメンズを必要とする理由って?
ダメンズはお好きですか? ②自分を低く見積もると、相手もわたしをそう価値づける
ダメンズはお好きですか? ③なんでもやっちゃう彼女はますます彼をダメにする
トラブルにまみれたダメンズが誇らしい?
「彼がわたしのことを一番に考えてくれない」
最初は仕事や趣味など彼自身のことに一生懸命な彼の様子が好きだったのに、自分のことばかりに集中する彼にやがてモヤモヤしてしまうレディたち、結構多いんじゃないかな?
新しい仕事を始めても長続きせず、職を転々としていたり、家族とうまくいっていなかったり、ギャンブルにはまっていたりと、常にトラブルと共にあるのがダメンズかもしれないね。
彼の問題ではあるけれどもつい気になって話を聞いたり、もしくは、彼が大変な状況だからと自分の悩みを相談するのを控えてしまう健気なレディたちもいることでしょう。
たまに女友達とあっても、自分の話よりも彼の話(というか愚痴?)をずっと話しているというのもあるあるかもしれないね。
そして最後には決まって「もっとわたしのことも大切に考えて欲しいんだけどねぇ」と締めくくられるお決まりのパターン。
そう言いながらも、ちょっと誇らしげな表情を浮かべているとしたら、共依存が始まっているかもしれないよ?
ダメンズがわたしたちに与える恩恵とは
常にトラブルを抱えている存在。
それは関わるには、とても厄介だけれど、実はメリットも与え続けてくれているんだ。
何かわかるかな?
厄介な彼が与えるメリットとは、ズバリ「自分の人生に向き合わずにいさせてくれること」なんだ。
彼といる限り、あなたは自分に向き合わずに生きていける免罪符をもらってるの。
だって彼は常に問題を抱えていて、あなたもそれに喜んで巻き込まれている。
ダメなあの人を支えている自分にフォーカスしている限り、自分自身の抱える問題に向き合わなくてすむ。
「わたしのことを一番に考えてくれない?」そりゃそうだよ。
本当はレディたちがそれを望んでいるからね。
彼があなたのことを一番に考えて大切にしてくれたら、自分自身が目を逸らしている問題から逃げられなくなるもの。
自分と向き合う覚悟ができていないとき、恋人や家族や仕事先などでトラブルを抱えた人間を引き寄せて、見なくていいようにする。
ダメンズを選んでしまったとき、実は自分自身から逃げたいときなのかもしれないね。
もちろん、バイオリズムやメンタルの不調などで逃げたいときがあるのは自然なことだし、無理して心身を壊して欲しくなんかない。
なんだけど、トラブルを抱える人間が現れたとき、それは今、自分の人生に向き合えているかを確認する良い試金石になると思うんだ。
ダメンズとはわたしたちが育み、増殖させ、必要としているもの。
なんたることか、彼らを生み出しているのは実はわたしたち側だったんだよ。
それがわかった今、レディたちはどう生きたいですか?
☑雑に扱われ続けたい?
☑相手の才能を潰したい?
☑自分の問題から逃げ続けたい?
誰だってそんな生き方は嫌だよね。
わたしだってそう。
ダメンズとは何かを知って、自分軸で生きるレディが増えることを祈っています。
来月は「オススメの恋愛本や小説」について、お話ししていきたいと思います!
今日はこのへんで。また次回お会いしましょう!
素敵なセンシュアルライフを♪

- 講師:ムラカミアヤノ/文筆家/煩悩の数よりも多い人数を経験/愛猫家
- 専門分野:セクシャルな物書き
性格:繊細ながらも好奇心旺盛
経歴:大学卒業後、普通のOLになるも挫折、ニート、カメラマンなどを経て、現在物書きの道へ。