2020年8月14日

ダメンズはお好きですか? ②自分を低く見積もると、相手もわたしをそう価値づける
淑女のみなさま、今日も「オンナ」を嗜(たしな)んでいらっしゃいますか?セクシャル文筆家「ムラカミアヤノ」のダメンズシリーズVol.2!ドキッとしたレディ、あなたはダメンズウォーカーかも? ダメンズを好きになる理由、ダメンズが育つ理由を徹底解析しちゃいます♥
ダメンズでもいいから愛されたいですか?
こんにちはムラカミアヤノです。
今回のシリーズでは、レディたちのお悩みでよく上がってくるダメンズとの向き合い方についてお伝えしています!
「ダメンズだとしても愛されたい、でも、本当は大切に扱われたい!」そんなお悩みをもつ方にオススメの内容です。
前回、ダメンズの特徴や、ダメンズを作っているのは実は自分自身かもしれないというお話をしました。
今回はダメンズでもいいから愛されたいと思ってしまうレディのためのお話です!
「彼がいなくなったら、もう誰からも愛されないかもしれない」
こんな風に思っているレディはいるかな?
何を隠そう、これはわたしが初めてセックスをした彼氏に対して思っていたことなんだよね。
出会い系で出来た初めての彼氏
今でこそ自分大好き人間のわたしも、思春期の頃は強めのルックスコンプレックスを抱えて、少女漫画を読んでも恋愛はわたしの人生とは決して交わらない世界の話だと思ってたんだ。
高校生になり、メガネがコンタクトに変わり、グロスやマスカラなんかも覚えたけれど、未だ恋愛に関しては苦手意識しかなく、女としての自分の価値なんて全くないと思っていたの。
そんなわたしに彼氏ができたのは高校2年生のとき。
今でこそマッチングアプリなんて言われているけれども、スマホもない時代、パソコンから文字だけでコミュニケーションをとる出会い系のチャットルームで他校の彼と出会った。
人生初の彼氏!
でも、めちゃくちゃ自己肯定感の低い当時のわたしは人生最後の彼氏かもしれないと本気で思ってたよ。
だから、愛情表現なんてできなくて嫌われないようにひたすら彼の言いなりだった。
的外れなサプライズやプレゼントをされて嬉しくないのに喜んだふりをしたり、初めてのセックスも「今度のデートではホテル行くから」と一方的に言われて緊張MAXで臨んだりした。
他にもアンダーヘアを剃毛されたり、ホテルの帰り道に下着を取られてノーパンで歩かされたり、なかなかに変態な彼氏の今思えば無茶苦茶な要求を健気にのんでいたんだよね。
見くびられても、自信がなくて言い返せなかった
自分に自信がないとき、大切に扱われなくても、つい我慢してしまう。
嫌われたくないから、それが嫌だと声を上げることができないんだよね。
そして、わたしが声をあげないからダメンズ側もわたしに対してひどい扱いをしても良いと思ってしまう。
何とも負のループ。
まさに都合の良い存在として扱われてしまうんだよね。
わたしが自分を低く見積もっているから、相手もわたしをそう価値づける。
まさに相手って鏡。
そして、悲しいかな、思い通りになる存在というのは、最初は良くてもだんだん飽きられる。
実際想像してみるとわかるけれど、言動が常に想定内の相手ってつまらないんだよね。
結局人生最初の彼氏は、彼の受験失敗を機に別れることに。
でも何だか悲しさよりも内心ホッとしたことを今でも覚えてる。
自分のトリセツを丁寧に作り上げる
自分の尊厳を守って嫌なことは嫌と言っていい、嫌なことを強要する相手からは逃げていい、自分の意見を持って自分を大切にするとき、今のあなたを大切にしてくれる人が現れるんだと、高校生だったわたしに言ってあげたい。
人生最後の恋かもしれないと怯えていたけれど、その後もわたしの恋愛人生は続いている。
あなたが自分に価値がないと思う限りは、相手もあなたをそう扱う。
知らずに取扱説明書を手渡しているようなもの。
まるで生まれたての子猫や、美術館に飾られた絵画のように、自分自身を大切に扱って、愛おしむ。
あなたが自分を価値あるものとして大切に扱うとき、誰もがあなたを大切な存在として愛し始めるんだよ。
次回は「わたしがいないと彼がダメになっちゃう!」と悩むレディのお悩みに答えるね。
今日はこのへんで。また次回お会いしましょう!
素敵なセンシュアルライフを♪

- 講師:ムラカミアヤノ/文筆家/煩悩の数よりも多い人数を経験/愛猫家
- 専門分野:セクシャルな物書き
性格:繊細ながらも好奇心旺盛
経歴:大学卒業後、普通のOLになるも挫折、ニート、カメラマンなどを経て、現在物書きの道へ。